けいりん舞台裏ツアー! その3

選手宿舎から戻ると7Fにある審判室へ。
まず目に入るのはたくさんのモニターです。

左手には、写真判定の映像が映し出されていて、右手には天井カメラからの映像が映されています。

写真判定の写真は鏡を使ってバンクの外側と内側と両方を一度に映すそうです。
なんで、重なって入ってきたときもしっかり判定できるのだそうです。
(図解はまた今度)

天井カメラの画像は、全選手が映るような感じで撮影されています。
これを早送り、巻戻ししながら内容を確認するそうです。
そして、失格などの判定が行なわれます。

また、7Fの審判室からは競輪場を見おろすことができ、すごく見やすいです。
そして窓は開けてあります。

などと説明してもらっていると、発走が近づき、審判員の方々が配置につかれました。
ツアーの誘導係の方から静かにしておいてくださいとの注意がありました。

7Fの窓からバンクの係員に直接サインを出し、発走の準備が整います。

レースが始まると誘導員のタイムを測る係がバックやホームを通過するタイミングでタイムを読み上げます。
別の方が、無線を通してタイムと展開(後ろについているなど)を誘導員に伝え、ペースを上げるような指示を出していきます。
また、別の方が周回板(残り何周という掲示板)の変更も指示を出していきます。
さらに、天井カメラを見ながら内圏線や外圏線を越えた秒数を確認し、問題がないか確認されている方もおられました。

残り2周をすぎると緊張感はさらに増し、タイミングを見計らって「退避!」と大きなハッキリした声で指示を出して誘導員を退避させます。

そして、選手がゴールすると審判員5人全員が写真判定モニターの前に集まります。

着順を声に出して読み上げていきます。
これを録音、再生して再度確認というように万が一にも間違いがないように確認し、伝えます。
そしてようやく決定放送が流れるという形になります。

このときは、わかりやすい結果で、失格もなかったためスムーズに決定していました。
タイミングがきわどい場合は、写真を焼付けてから判定するのだそうです。

実際のレースの審判室の見学、とても貴重な体験をさせていただきました。ものすごい緊張感でした

ちょっとばかり書くのに時間かかりすぎちゃいまして…執務体験と検車の話は後日追記します(_ _)

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