捲り選手

前回、「先行選手」の話を書いたので、次は「捲り選手」の話を書いていきたいと思います。

「捲り」というのは、別ラインの先行選手が逃げるのを、最終周回の1コーナーから
3コーナーの間で外側から一気に抜き去る戦法のことを言います。
「先行」との違いは、ジャン〜ホームまでの間に先頭に出るのではなく、
最終周回に入ってから抜き去るところになります。
一気に抜き去った勢いでそのままゴールまで突っ走ります。
このときの決まり手は「捲り」になります。

(絵としては、カマシ先行と同じようになっちゃいますね)

このタイプはトップスピードに達するまでの時間が短い
スプリンター・タイプの選手が多いそうです。

なお、「捲り」の場合は一気に抜ききれないと外側を並走することになり、
力尽きてずるずると後退することにもなります。
また、先行するラインの番手選手からの牽制で前へ出られない場合もあります。
捲りはタイミングがすべて、だそうで、集中して一瞬のタイミングを逃さず出る!
というのが重要だそうです。

また、ときには、捲って前に出たラインを別のラインがさらに捲くっていくような
捲り合戦になる場合もあります。

こんな感じ…かな?めまぐるしい展開になります(^^)

なお、「捲り選手」は「先行選手」と同様にラインの先頭を走るので少しわかりにくいかも
ホーム・バック回数の多さや、決まり手の多さで見分ける感じかな〜と思います。
また、「捲り」主体の選手は、積極的に前には行かずに中段をキープしていいタイミングで
仕掛ける!という感じに見え…ます。たぶん。
また、「徹底先行」の選手や「捲り」が主体という選手もおられますが、
展開次第で「先行」も「捲り」もという選手も多いように見えます

バックストレートから3コーナーでの捲り合戦や、粘って突っ張る先行選手、
番手選手の牽制(このあたりは次回で)、いろんな戦いがあって、見ごたえありますよ♪

ということで、次回は、「追込選手」について書いていきますね。

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