2010/8/2の銀輪の風で、この春から初の選手出身の校長となった滝澤校長の特集がありました。
就任したての新校長には2つの大きな課題が課せられています。
1つは、低下が叫ばれている生徒全体の能力をレベルアップするという課題です。
そして、もう1つは、競輪界の将来を担う実力ある生徒の育成するという課題です。
1つ目については、練習メニューを大幅な乗り込み中心に大きく変更して力をつけさせようとしています。
また、2つ目については、エリートクラスの生徒たちを直々にしっかりコミュニケーションをとって指導することで、力を伸ばしてやろうとしています。
練習メニューは、教官たちと会議を重ねながら、乗り込みを中心に大きく変革しています。
以前は、週の走行距離が250km~300kmだったのを、最低500kmと2倍近くに増やしたそうです。
ある日の練習では、250mのバンクを100周を4本。1日で100kmの乗り込みをしていました。
しかも、ゆっくり走るのではなく、少しずつスピードを上げながらの乗り込みです。
ペースが落ちてきたり、車間が空くと、すぐに先生からの檄が飛びます。
そんな乗り込み中心の練習は、持久力に不安があった生徒たちに力と自信をつけさせています。
乗り込むことで、本能的に体が動ける、そんなところまで目指してるそうです。
また、雨の日はローラーが中心だったのを、通常の登坂やバンクの練習に当てているそうです。
どんな悪天候でもレースはあるのだから、悪天候の中の練習したことが、怯まないで力強く走る力になる、と。
(もちろん、夏の雨なので心配が少ないということも考慮しての練習です)
そして、校長自身が受け持つエリートクラスの生徒には、定期的にノートを提出させて1人1人にアドバイスしています。
また、練習の合間の休憩時間にも、選手としてやってきた経験からの檄を飛ばし、意欲をかきたてています。
「練習をやるかやらないかだけ、自分に勝てるか負けるか。強くなるか弱くなるかの差はそれだけ。」
「負けられない自分を作る。そういう気持ちは、練習しないと湧き上がってこない」
人並み外れた練習量で力をつけ、怪物、最強とまで呼ばれた方だからこその言葉と思います。
生徒たちも、これだけ乗り込めば練習すれば強くなれると練習の励みになっていると思います。
定期的に提出させているノートには、訓練の内容やその日の反省や目標などが書かれていました。
訓練が終わって冷静になってから訓練に対してどう考えているのか、心の叫びといったものを感じ取りたい。
ノートを書かせるのには、 そんな滝澤校長の思いがあるそうです。
その日の訓練のことを冷静に振り返る、また、どんな訓練をしてきたか読み返せる、生徒にとっても重要な意味があると思いました。
今の練習が合う生徒、合わない生徒もあるでしょうし、周りへの説明などいろいろ大変なこともあると思います。
でも、改革したからには信念を持ってやり通す、と、熱く語られていました。
いい指導者に出会えてるなぁと思います。
滝澤校長、あともう少しですが、よろしくお願いしますっ
そして、この放送のもう1人の主役はダイスケさんでした
滝澤校長が、とにかく熱い男で一生懸命、と熱意が突出していると認めてくれてます
インタビューなんかも多いので、ダイスケさんを中心にもう1つ書いていきますね。
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